• リーダーズハンドブック
  • はじめに

    文部科学省『地域子ども教室推進事業』の一貫としてはじめた『CONE地域子ども教室』は、2004年度に約70教室、2005年度には約150教室で開催されました。国の委託事業としては最終年となる2006年度も引き続き活動していきたいと思っています。

    この事業は、地域で子どもたちが安心して安全に集える場をつくるとともに、多種多様な大人たちが協力しながら運営することにより、地域コミュニティの再生・をめざすものです。具体的な活動としては、放課後や週末に小・中学生を対象にして、学校や公民館などの施設や校庭、公園、身近な屋外のフィールドなどで、安全に楽しく集える「子どもの居場所」をつくり、体験活動や地域住民との交流活動などを行なっています。

    このたびCONEでは、国の事業が終わったあとも、この取り組みが地域の主体的な取り組みとして継続的に展開されることをめざし、「子どもの居場所づくり」の意義や手法、活動事例などをまとめ、このハンドブックを作成いたしました。本のタイトルを「子どもの居場所をつくる」にすることについては、異論もありました。本来子どもの居場所は子どもたち自らが見つけていくものです。しかし、残念ながら現代社会の子どもをとりまく環境は理想通りではありません。やがていつの日か、子どもたちが主体的に安心して安全に集える居場所を自分たちでつくり、それを社会が支えることを願って、あえて「子どもの居場所をつくる」にしました。誌面では、各地域の情報も紹介しています。指導者ネットワークづくりにも役立てていただければ、幸いです。

    「子どもの居場所づくり」の活動を地域で継続させ、さらに広げていくためには、これまでの『地域子ども教室』という形にこだわる必要はありません。『CONE地域子ども教室』の活動成果を参考に、それぞれの地域で、無理のない形で継続できる方法を考え、場に即した形をつくっていくことが大切です。

    そのヒントがこの1冊のなかにあることを願いつつ、全国各地で子どもの居場所に温かいまなざしをもって活動するCONE指導者のみなさまへこのハンドブックをお届けします。

    2006年3月
    CONE地域子ども教室推進事業運営協議会