自然体験活動は今や一般化されつつある。活動内容や団体も数多く誕生し、多様化しつつある。そのため自然体験活動中の事故も増加し、訴訟問題にまでなっているものもある。なかには、刑事責任を問われる裁判も起きているので私達、指導者にとっても身を引き締めて活動をしなければならないだろう。
そこで、私達、指導者が安全管理上、気をつけなければならないポイントを紹介しよう。
一、事故は起きるものと心得よ。
自然の中での活動は、大小、様々だが、参加者は必ずといっていいほど病気やケガをする。発生率で見るとおよそ5〜10%の範囲で起きている。つまり、10名の参加者がいるならば0.5〜1人という計算になる。常に対応できるように策を講じることが大切である。
二、参加者に自己責任の意識を持たせよ。
自然の中での活動では、参加者自身が自分の身の安全は自分で守ることが鉄則である。どんなに指導者が注意していても、最終的には自己管理をしながら活動を行なってもらうことになるので、その意識を持ってもらうことが事故を防ぐ最大のポイントである。
三、指導者の過失をなくせ。
指導者には危険予知すること、危険回避することの2つの義務と責任がある。指導者が自然の中で行なう活動の危険予知や回避の方法や行動を「知らない、やれない、やらない」ことで事故が起きた場合、指導者の過失責任が問われる。「知らない、やれない、やらない」指導者は使わないことだ。
四、指導者には救急法習得か安全管理研修の受講を徹底すべし。
救急法とは、心肺蘇生法や応急処置を施し、医療機関に事故者を渡すまでのことをいう。こうした知識や技術を指導者全員が習得していることが理想である。習得できなくても、これらの知識や技術を得るための研修に参加させ、理解を深めることが大切である。
五、保険への加入は最低限のリスクマネジメントである。
行事を主催する場合には必ず、賠償責任保険に加入すべきである。また、参加者には任意ではあるが傷害保険に加入してもらうよう促す。活動内容によっては強制的に加入してもらうようにする。
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