第3章フィールド別安全管理

 この章では、活動の舞台となる場所(フィールド)そのものがもつ危険について学びます。
  フィールドの下見などを行い、実際にチェックしておくことで、現場での危険をより少なくすることが可能となります。

(1)海

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(1) 流れ
  黒潮や親潮などの海流、潮の干満で生じる潮流、地形の影響によるものなど、海の水には流れがあります。地元の人に流れの危険箇所を聞いておきましょう。

(2) 離岸流
  海岸から沖に向かって生じる、川のような帯状の速い流れのこと。風や波、海底の地形など複合的な条件のもと、サンゴ礁のリーフの切れ目、湾の出口、長い砂浜などで発生します。沖に出ると解消するので、岸と平行に泳いで流れのない場所から戻ります。

(3) 一発波
  波の大きさは一定ではありません。数回に1回、特大の波が押し寄せることがあります。波のリズムと大きさを観察しましょう。

(4) ダンパー波
  海底が急斜面だと、波が一気に大きくくずれます。巻き込まれると海底にたたきつけられます。波の様子をよく観察しましょう。

(5) 磯
  不安定な石、ぬるぬるして滑りやすい足元に注意が必要。カキやフジツボ類による切り傷にも要注意。走ったり跳んだりせず、低く平らな場所を選んで歩きましょう。

(6) 河口
  海と川が出会う河口には複雑で強い流れが発生し、川底に引き込まれる危険があります。また、冷たい川の流れに入ると心臓麻痺の恐れもあります。河口周辺で泳いではいけません。

(7) 桟橋と防波堤
  桟橋には船をつなぐ道具やロープなどがあり、足をとられないよう注意が必要です。また、転落や波にさらわれる危険もあります。

(8) 消波ブロック
  波の作用がブロックのすき間にはたらき、落ち込むと吸い込まれて自力での脱出は困難です。ブロックの上を歩いたりすぐ近くで泳いだりするのは禁物です。

(9) 航路
  船の航路は遊泳禁止区域です。航路に迷い込んでも船からは泳いでいる人は見つけにくいものです。遊泳エリアを守りましょう。

(10) 落石
  風雨や波にさらされて、海辺の崖は崩れやすくなっています。

(11) 釣り人
  針や仕掛けに注意。海中では、切れた釣り糸や針に体がからんで拘束される危険性もあります。互いに譲り合いマナーを守って楽しみたいものです。

(12) 魚網
  定置網、刺し網の周辺は遊泳禁止です。あらかじめ漁協などで確認しておきましょう。

(13) 海岸のゴミ、漂着物
  ガラスの破片や空き缶、釣り針などゴミのほか、死んでも毒のある危険生物にも注意が必要です。むやみに触れないようにしましょう。

(14) インショアホール
  波打ち際の砂の海底には、波の作用などで穴が掘られていることがあります。踏み込むと捻挫などのけがをするほか、溺れの原因にもなります。